釣りに行った
釣りが好きな父親と釣りに行った.
最近,なかなか上手く物事が回らず,辛い思いをしていたので, 気分を一新する意味でも経験の無いことを始めようと考えた.
父親の釣りは磯でのフカセ釣り(参考)で,重りも少なく,仕掛けも浮きと針程度の非常に簡素なものだ.
撒き餌で魚を集めて,そこに仕掛けを投げ入れる.そこに魚が来たところを釣る.それだけ. それだけにどのようにして魚を集めて,そして釣り上げるかの過程を考えることが重要だった.
釣り始めは魚も警戒心が薄く,適当に投げたらいきなり掛かったりもしたのだけれど, 徐々に警戒心が出てきたり,日が高くなって活動が鈍ったりしてくる.
そうなった時に,どこの潮が動いているか,撒き餌がどこに集まっているかを考え, 魚の動きを予想しながら重りや浮きの位置を変えたりして,何とか釣れるようにする.
潮の流れ(環境)という広い視野と,手元や仕掛けという狭い視野の両方から状況を確認し, 戦略を考えるというのはとても神経を使うことだったのだけれど, それだけに自分の戦略がバッチリあって魚がかかった瞬間は嬉しいものがあった.
釣果としては,15cm程のグレを3匹程度(リリース)と,30cm程のグレを釣る事ができた.
さっき刺し身にして貰って食ったら,最高に幸せな気分になった.
今回は父親に仕掛けや釣り方を教えて貰いながらの釣りだったので, 次回はそれらも自分でやって,でかい魚を釣って食べたいと思う.